第9章 列車設定 



前章ではBLOCKの設定でした。これだけでは車両をレールに置いても、自動運転(スケジュール運行)してくれません。自動運転させるためには、列車がどれくらいの速度で運転するのかを列車情報として、個々の列車に登録しなければなりません。まず、「edit mode」のアイコンをクリックします。
Engines&Trainsの窓が出ていないときは、メニューから「Window」を選択し[Train List」を選択すれば画面のどこかに現れるはずです。
リストの「キハ58」(kiha58)を設定してみましょう。
リストから「kiha58」をダブルクリックすると
kiha58のメンテナンス画面になります。
ここで「Speed」タグをクリックします。
ここで、この列車の最高速度を決めます。Forward(前進)、Backward(後進)の最高速度を決定します。120の状態では早すぎます。これはモータの性能によりますので、適度な数値を入れてください。ちなみにKATOの動力なので、60〜70を入力しました。Acceleration(加速率)、Deceleration(減速率)も好みに設定してください。
次に、「Automatic Speed & Brake」のボタンをクリックします。
この列車に対しての駅の停車、ブレーキセクションで使用する設定をします。
これも設定しないと、スケジュールの運転ができませんので注意してください。

「Automatic Speed & Brake」には2つの設定方法があります。設定しやすい方法を選んで設定してください。
ちなみに私は設定2の方です。
「Automatic Speed & Brake」 設定 1
「Enable」にレ点を入れてください。
次に「Thershold」のボタンをクリックします。
実際に車両をレールに乗せて、緑のつまみを左、右に動かしてみましょう。実際に動くはずです。ここで、ブレーキ(駅構内に進入したときの速度と思って調整してみてください。)を調整します。
緑のつまみを動かし適度な速度で動くことを確認したら、Store(決定)を押します。この動力の場合、Backward: 375 Forward: 375 です。
「Close」で閉じ、前の画面も「Close」「OK」で閉じます。
これで、この動力の設定が完了しました。
「Automatic Speed & Brake」 設定 2
Advanced Fine Tuning の Enable の レ点をはずす。
Min、40Km/H、65km/Hのゲージのつまみの色が変わり変更可能な状態になります。
Minは ブレーキ始動後の速度です。
40Km/H は  の減速指示が出たときにその速度まで減速し走行します。
65Km/H は 最高速度です。スピード設定の速度の値が変わるとここも変更します。
つまみを左の写真のように合わせてみましょう。
動力モーターの性能にもよりますので、完全ではありませんが、そのときは調整してください。だいたいこれでOKだと思います。
各動力デコーダのCV3(加速率)、CV4(減速率)を設定したほうが、滑らかな動作が得られます。ブレーキなどは特に、CVの変更をしなければ、急停車するような感じになります。変更したほうが良いでしょう。




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