第7章 Contact Indicator 設定
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これからの説明は、BDL機器などの列車検知させるものを用いた設定となるため、ソフト上のみで走行させるだけでは、自動運転はできません。 第3章 RAILROAD & CO ソフトの基本 ではレイアウトを作成、ポイント、コントローラなどの基本的な設定をしましたが、少しレイアウトを追加して、複線待避線ありの基本的な自動運転をやってみましょう。 まず、実際の鉄道でも閉塞区間を設けて列車が衝突しなく、円滑に走行できるようになっていますが、このソフトも同じシステムを用いて円滑に自動走行できるようになっています。閉塞区間にあたる「Block」を作成してみましょう。 駅の部分を「駅 1号線」、「駅 2号線」、「駅 3号線」と名をつけます。駅から出発した所に 「**閉塞」とします。 |
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列車検知をソフト上で認識させるためレイアウト上に「Contact Indicator」というものを設置する必要があります。 Ebox(エレメントBox)を開くと丸いアイコンがあります。これがContact Indicatorです。 |
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Contact Indicatorをレイアウトに設置してみましょう。 Contact Indicatorのアイコンをダブルクリックしてみましょう。 そうすると、左の写真のように画面が現れます。わかりやすいようにNameの部分に「駅1号線-1」と名をつけます。 |
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Connectionタグを選択すると左のようになります。 「Digital Sysytem」の部分の検知する機器を選択します。Digitrax Loconet /MS100−General Input (e.g.DS54・・・)と表示されているのがBDL162の検知、その下の「RX4」がRX4を使用したBDL162の検知機器です。 Addressの部分はBDL機器の接続する番号を決めます。 ここではわかりにくいので次の「表 A−1」を参照してください。 BDL162の初期アドレスは「1」です。 |
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上記の図は試験的に使用している駅構内のギャップとBDL162使用時のコンタクトインジケータのアドレス配置図です。「駅 1号線」、「駅 2号線」の部分です。 | |
表 A−1 ![]() |
表 A−1は BDL162+RX4を使用した Address、Input表です。 第5章の配線接続系統図を参考に線路、配線を接続してください。 表 A−1のとおり各 Contact IndicatorにAddress、Inputの番号を入れてください。 RX4を使用すると、各ゾーンのセクション1にRX4として認識させます。 実際の車両検知としては全てのセクションがRX4(トランスポンディング)として機能します。 BDL162しか使用しない場合は表 A−2を参照してください。 |
表 A−2 ![]() |
表 A−2はBDL162のみの使用です。 BDL162端末を増設する場合はAddressの部分を変更する必要があります。 |
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実際に車両を検知する部分に置いてみましょう。Contact Indicatorの丸に色がつきましたね。 列車を走らせるとセクションごとに色が移っていくはずです。 |