SE8C シグナル デコーダ
![]() Digitrax SE8C SIGNAL DECODER |
現在、日本で販売しているDCCシステム以外の信号機では、信号機のセンサーに接触するまでは、信号機は青のまま。閉塞信号や駅停車用の信号を実物のように動作させたいために、SE8Cの信号機用のデコーダを購入しました。基板の出力端子(10ピン)は8個、1個の端子に信号機が2個取り付けられますので、合計で16個の信号機が個別制御できます。 |
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SE8Cのデコーダの配線図は上記の通りです。デコーダID番号というものが割付られていて、初期値は01になっています。最大12枚接続可能なので、信号の最大接続数は192個まで可能です。 信号の制御方法は、ポイント切替などで使用する、「Switch」コマンドです。 |
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ポイントを替えるように、スイッチボタン、スイッチアドレス、「 t 」又は「
c 」でシグナルを替えることができます。 アメリカ製ということもあり、アメリカの信号機「黄点滅」というのもできます。(258、cで可能) |
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信号機はTOMIXの3灯式信号機を使用しました。TOMIXの信号機は信号機の部分が台座から取外しが可能なので、こちらを採用しました。KATOの信号機では信号機と基板の部分がハンダ付けされており、移動時に分割できないため使用しませんでした。 |
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私が使用しているレールはKATOのユニトラックのため、線路と信号機を分離しました。写真はレールと信号機の基板を分離加工した後です。写真の配線は少し雑に加工しましたが、信号機のコネクタから抵抗の部分までしか必要ありませんでしたので、抵抗のあとに配線を接続させました。 赤線(信号 黄)、茶線(信号 青)、オレンジ線(信号 赤)、黒(コモン)で接続しています。 |
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これをレイルアンドカンパニーのソフトを使って動作させてみましょう。とりあえず内線に信号を設置してみました。 お気づきになったと思いますが、1箇所の信号に2個信号がありますが、SE8Cの1個の信号の出力で、赤青と黄でアドレスを2個使用することになっています。 |
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でも、ソフト上では1信号に1アドレス。現バージョンではSE8Cを認識させるものがないためこのように1箇所の信号を2個(2アドレス)設置することになります。 |
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写真は青と赤の信号のアドレスと設定内容です。 Output Configuration は 青の時は「 t 」 赤の時は 「 c 」 ボタンをどちらにするか決めます。 Number of は2灯式にするか3/4灯式にするか選択できます。この場合、表示的に青と赤なので「2」を選択しておきます。 |
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こちらは黄の信号のアドレスと設定内容です。これも黄しか使用しませんので2灯式で、黄の時の 「 t 」 のみ。 |
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別のスイッチボードに信号用の制御パネルを作成しました。 閉塞区間、駅の侵入、駅出発などの信号制御を「Flagman」を用いて制御させています。 信号が変わる条件ではBlockとかContact IndicatorなどをFlagmanで条件判定をさせます。 動作が不自然なFlagmanがありますので、見直していかなければなりませんが、現在閉塞区間と駅出発信号に関しては本物らしく作動しています。 信号を増やしたり、ルートが複雑になってくるとFlagmanの設定が超複雑になってきます。まずは、簡単なレイアウトからどうぞ。 設定の詳細は次回説明させていただきます。 |
DCCをやっている方は、是非 シグナルデコーダを導入してみてははどうでしょうか? 今のところ、自作以外にはこういうものが販売されていませんので、多少の配線接続・加工作業はいりますが、列車の進行(スケジュール自動運転)通りに信号が変わっていく、鉄道模型が信号どおり走っているといった感覚になります。もちろんパソコン(ソフト)を起動している環境で動作しますので、パソコンを使わずに信号制御させるにはやはり自作でリレー回路、ICなどを使用しなければなりません。信号の数も増えると、無論配線も複雑になりますが・・・・。 こちらのデコーダもホビーセンターKATOで入手可能ですが、BDLより数がないため、ほとんどが取寄せになります。海外通販であればすぐに入手可能です。 |